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スクープ! 公安の極秘資料入手現職国会議員128人の「勝共連合・統一教会」関係度リスト(週刊現代, 99年2月27日号)
【引用者注記――ここに紹介するのは、講談社『週刊現代』が99年2月に暴露した勝共連合・統一教会系議員の顔ぶれである。現在の安倍内閣が日本の国益よりも暴力団その他の犯罪組織や外国企業の利益を優先する売国奴集団であることはすでに明らかであるが、この安倍政権と、それを擁立している与党に、統一教会系マフィアが浸透してきたことに、あらためて注目せねばならない。この記事でわかるように、変死した松岡利勝・農相は、統一教会工作員の「秘書」を4人も受け入れていたのである。こうして統一教会工作員に弱みを握られたあげく、様々な形でコントロールされ、売国的な政治犯罪の推進力として利用されて、最終的に橋本元総理や、松岡農相のように、ポイ捨てされてきたのであろう。現今の事態の重要性に鑑み、この記事をあらためて紹介し、本文記事の部分を下記にテキストデータとして再録したが、これはこの記事に、そこまでして世間に掲げるだけの公共性があるからだ。】
■■ここから記事本文の全引用開始■■
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週刊現代(1999年2月27日号、200〜205頁)
スクープ!
公安の極秘資料入手
現職国会議員128人の
「勝共連合・統一教会」関係度リスト
時任兼作と本誌取材班
(ジャーナリスト)
国民を守り、国民に奉仕する義務を負っている国会議員が、外国の、それも「反社会的」とされる団体のために動いているとするなら、それは国を売り、国民を売る行為に等しい。本誌が入手した「勝共推進議員名簿」に名前があがっている国会議員たちは、自らに降りかかった疑惑にどう釈明するのか。
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「統一教会と勝共連合は友好団体」
2月7日、統一教会(世界基督教統一神霊協会)が、ソウルのオリンピックスタジアムで合同結婚式を開催した。
この日、教祖・文鮮明氏(78歳)によって祝福を受け、結ばれたカップルは約3万9000組。日本人信者も1万人ほど参加して祝福を受けたという。
この合同結婚式は、当初は日本で開催の予定で、文氏の入国申請も行われていたようだ。昨年9月22日の参議院法務委員会で、統一教会ウォッチャーでもある参議院議員の中村敦夫氏が、「来年2月3日ないし3月3日、統一教会がまた日本で合同結婚式をやる準備をしている」と政府側委員を追及している。
中村氏がこのような質問をした背景には、元来、前科等がある外国人は入国を拒むことになっているはずの日本に、'92年、文氏が堂々と入国していたからだ。
「文氏は風紀繁乱(ぶんらん)罪や重婚などで2度も本国(韓国)で逮捕されているし、アメリカでも脱税で逮捕され、服役しているようなスキャンダラスな人物。出入国管理法上は、日本に入れないはずなんです。
ところが'92年3月には、法務大臣が"特別の事情"を認めて入国を許可した。その裏には、自民党を中心とした"勝共議員"の暗躍があったんです」(中村氏)
中村氏のいう"勝共議員"とは、「国際勝共連合」という政治団体から秘書を派遣されたり、選挙応援や資金援助を受けるなど、同団体と何らかのかかわりをもっている国会議員のことをいう。
問題は、反共を掲げる勝共連合が、統一教会と密接な関係にあるという点だ。霊感商法被害救済弁護士連絡会事務局長の渡辺博弁護士も、こう断言する。
「勝共連合は統一教会を政治的側面から支援する団体で、スタッフは統一教会員。しかも、勝共連合の会長は、日本の統一教会の会長と同一人物です」
統一教会側も、両団体の密接な関係を否定しない。
「勝共連合は、創始者が同じ(文鮮明氏)という意味で、友好団体です」(統一教会広報部長・大江益夫氏)
幸い、今回の日本における合同結婚式は、文氏の入国申請が却下されて流れた模様だ。ただし、結果は不成功に終わったが、'92年と同様、今回も"勝共議員"が文氏入国のために暗躍した可能性はあると、中村敦夫氏は指摘する。
これは見過ごすことのできない大問題だ。
「統一教会に利する目的で活動している入間が、国会議員として国策に影響を与えたり、国家レベルの情報を入手できるということは、非常に間題です。国家機密の漏洩も危惧される」(前出・渡辺弁護士)
こう批判される"勝共議員"とは、だれなのか。
それを細かく調査した警視庁公安部の極秘資料を、本誌は入手した。'93年9月につくられた『勝共推進議員名簿(衆・参)』と題するB4サイズ9ページの文書がそれだ。中には、自民党を中心とする衆参両院議員249人、および勝共連合からの派遣秘書と確認された43人の姓名と、活動の状況・貢献度などが一覧表の形で収められている。
「この極秘資料は、'93年6月の東京都議選で、勝共連合に 1000万円を渡して票の取りまとめを依頼した都議候補の、選挙違反の摘発の際に押収した資料がもとになっている。勝共連合の幹部ら5人を逮捕し、その中央本部や東京本部をガサ入れして押収したものの中に、勝共議員に関する資料やフロッピーがあった。それをもとに、公安が整理・分析してまとめたのがこの資料です」(警視庁公安部関係者)
選挙違反事件の押収資料を基に分析
201〜205ページの一覧表は、この極秘資料をもとに、作成したものだ。元のリストには現職と前・元職が含まれるが、本誌では現役の国会議員128人のみを掲げた。また、表の肩書は、'99年2月10日現在のものであり、元のリストでは衆議院議員だったり、他政党所属であった者も、現在の所属に変えてある。201ページ下段の囲みは、リスト作成の基となった資料についての説明だが、この部分は原本のままである。
表を"熟読"していただく上でポイントになるのが、議員名の次にある「秘書」および@〜Gのチェック項目だ。順に説明していこう。
「秘書」とは、勝共連合から送り込まれた秘書を指す。その秘書は統一教会員とされる。1とか2という数字は、そうした"勝共秘書"の人数。
また@〜Gの各項目は、201ページ下段囲みの@〜Gの資料に、その議員の名前があるかどうかをチェックしたもの。丸印がついている議員が該当する。
@は「勝共連合の趣旨に賛同し、その活動に協力を表明した友好議員」のリスト。
Aは何かと批判の大きい統一教会の「原理教育」(実態は洗脳教育)を、その議員が受けたか否かを表す。教育は主として韓国で行われた。
BとCは、勝共連合の支部結成、ないしすでに結成されている支部の活動に、なんらかの「貢献」をした議員のリスト。Cの中のA〜Dの4ランクは、勝共運合側が貢献度を評価したもので、AやBは、かなり高い貢献度と評価されていることを示す。
Dは「反共」を念頭に「日米安保のあるべき姿」を考える名目で、勝共が主催したセミナーに参加した議員リスト。
Eは「友好議員」の懇親会に出席した議員のリスト。
Fは、文鮮明氏が総裁を務める「世界平和連合」の「設立発起入」に名を連ねた議員のリスト。
Gは、旧ソ連共産党による外国の友好党・組織への秘密裏の資金援助に関する情報の入手などに「助力」した議員のリストである。
さらに議員によっては、備考欄に特記がある。
はたして、このようなリストが存在し、かつその中に自分の名前が載っていることに、各議員はどう答えるのだろうか。事実関係は別として、少なくとも捜査当局が疑惑の目を向けていたのは間違いないのだ。本誌はこの@〜Gの項目に、秘書派遣の実態などを加えた全11項目の質問書を、128入の全議員に送った。表右端は、その回答である(ただし書きのないものはFAXでの回答。電話による回答は、「本人」とある以外は秘書による)。
とにかくじっくりと表をご覧いただきたい。自民党を中心に、政界で重きをなす議員たちが名を連ねていることが、おわかりだろう。小渕内閣の閣僚の名もある。小渕恵三首相、与謝野馨通産相、高村正彦外相、関谷勝嗣建設相
・国土庁長官の4人だ。
中でも、与謝野通産相は'93年時点で"勝共秘書"を雇い、ほぼすべてのチェック項目に丸印がつくという「友好議員」扱いになっているが、本誌の質問には、現職閣僚であることを理由に回答を拒否した。
都知事選出馬の鳩山邦夫氏の名前も
高村正彦外相も、貢献度でAランクがついている。元弁護士の高村外相は、統一教会関連の裁判では教会側の代理入を務めた経歴がある。
「高村議員は教会系の会社からクルマを提供されるなど密接な関係があった。統一教会は北朝鮮と密接な関係にあり、わが国と北朝鮮の関係を考えると、外相としての適格性が問われる」(前出・中村氏)
リストには首相経験者の名もある。「友好議員」に位置づけられている中曽根康弘氏は、備考欄で、わざわざ「統一グループに貢献」と特記されているし、羽田孜氏の貢献度もBランクと高い。
竹下登氏、橋本龍太郎氏は、表ではさほど深い関連はなさそうにも思えるが、こんな内部証言を本誌は得ることができた。以下は、実際にある元閣僚の公設秘書として、3年間、活動した、元統一教会員・A氏(40歳)の証言である。
「勝共には『まず秘書として食い込め。食い込んだら議員の秘密を握れ。次に自らが議員になれ』という文鮮明の指示がでている。それで、どんどん秘書が送り込まれているんです。このリストにはないが、実は橋本さんにも二人ついています。現在も私設秘書を務める地元・岡山の0氏と東京のY氏が統一教会員です。橋本さんは、かつて日本の統一教会の会長だった久保木修己氏と顔を合わせると、『やあ、久保木さん』といいあうような親密な関係でした。勝共の支部大会などにも、よく祝電をくれました」
リストの中には、都知事選出馬問題で連日マスコミをにぎわせている柿澤弘治氏や鳩山邦夫氏の名も見える。とくに柿澤氏は、勝共秘書を抱え、原理教育まで受けたことになっているが、本誌の再三の取材申し込みに、ついに答えてはもらえなかった。
中には、「友好」どころか、「統一教会会員」と明記された議員までいる。極秘資料の原本には、こう記されている。《同人は、夫婦共に統一教会員であり、何度も原理セミナーに参加し、夫人もアジア婦人連合の幹事として活躍》
現在、文氏の妻の韓鶴子氏が来日しており、3月4日には日本の"勝共議員"も出席しての盛大な集会が、都内ホテルで予定されているという。票とカネに群がる恥を忘れた「友好議員」は誰なのか、国民は厳しくチェックしなければならないだろう。
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■■以上で記事本文の全引用おわり■■
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